間取りの考え方

3月 15th, 2010

何部屋欲しいですか?

という質問に対して、ひとり一部屋という希望が普通です。

ですが、3人以上お子さんがいた場合には一人一部屋と考えるよりも女の子の部屋、男の子の部屋と考えて一緒に使わせるという方法もあります。

双子でない限り、成長に時間差があるので、複数で同時に部屋を使う期間はそう長くはありません。

部屋数を多く作るとそれに伴って建物もそれなりに大きくなってしまいます。

それだと、今度は子供たちが巣立ってから先、空室をもてあましてしまうようにもなります。

だとすれば、最初から部屋の数も少なくして、無駄のないようにして、建物を建てておけば後々の使い勝手も違ってくるかもしれません。

子供が小さいうちは個々に部屋を持つよりもリビングで勉強することも多く、個室は遊ぶためと寝るための部屋ととらえることもできます。

そうした場合、個室の環境を整えるよりはリビングでの居場所を確保してあげることも考えましょう。

キッチンにカウンターを設置し、そこでお母さんは家事をしながら子供の勉強する姿を見守ることができるようにしたり、テレビをつけない時間を決めたりという工夫も必要でしょう。

一緒にすごす時間を大切にする。

そして、楽しい時間とともに約束や決まりごとをきちんと取り決めて家族みんなで守る。

それも子供のしつけのひとつではないでしょうか。

少年犯罪が増えている昨今、家の新築に伴って個室を与え、何をしているのかわからない状態にするよりは同じ空間をシェアしてお互いを思いやる気持ちを育てることも大切なのではないでしょうか。