こどものプライバシー

5月 10th, 2010

子供は子供。

親だから何をしてもいいと思っていませんか?

小学校低学年までは許されるかもしれませんが、小学校高学年になってくると、親にいえない秘密のひとつやふたつでてくるものです。

それを「親は何でも知っておかなければ」と子供の気持ちを考えずに日記を読んだりしてしまうのはどうかと思います。

たとえ日記を読んでも「この子はこんな事を考えているんだ」と思いを汲み取ったり、心の成長を喜んだりしながら、自分だけの胸のうちにとどめておくのであればOK。でも、「こんな事をして」「こんな事考えて」と日記の内容を叱る材料にしてしまうと、子供の信頼をなくしかねません。

今の新築住宅では個室に鍵をつけないことが基本です。それはやはり、個室を秘密の部屋にしてしまって、中で何をしているのかがわからないようになってしまっては子供の成長に悪影響を及ぼすことにもなるからです。

鍵をつけたいと思った子供は自分で鍵を取り付けたりもします。

そんな時にはなぜ鍵が必要なのかを話し合って理由を聞けばいいし、納得できれば、鍵をつけてあげることも必要でしょう。

ただ、納得のできる答えが見つかる確率は低いと思われますが。

個室を持たせるのであれば掃除も自分でさせましょう。

いつまでも「子供の部屋に入る理由が欲しいから」と言い訳をして子ども部屋の掃除をするのはいかがなものかと思います。

部屋を持たせるということは、子供を独立させることと同じだと思って、成長を見守りたいですね。