素材に注目した家
9月 1st, 2015素材で暮らし心地が全く違うというのを感じています。我が家は素材にこだわり家造りを進めてきました。まず肌が直接触れる床です。合板のフローリングではなく、地元の杉を使用した無垢材の床にしました。以前住んでいた住宅の床は合板フローリングでした。夏はベタッと張り付いたような感触で、冬は冷たくて裸足で歩くことはできません。しかし新築住宅は無垢材の床にしたことで、夏でも張り付いたような感触ではなくサラサラと触り心地が良く、冬でもヒヤッと冷たい感触がないので裸足で歩きたくなるほどです。使用する素材でこんなにも違うものかと驚いています。
また壁は漆喰にしました。クロスが主流の現在、漆喰は少々割高で最初は迷いましたが、これも取り入れて良かったと思っています。コストの関係や洗面室やトイレなど水を使用する場所は、漆喰よりクロスがいいということでしたので、部分的にはクロスを取り入れたのですが、室内の快適性はすごく高いです。梅雨時期など外はジメジメしている時でも、室内に一歩足を踏み入れるとカラッと気持ちのいい空間が広がるのです。漆喰は調湿効果に優れています。室内の水分が多いと水分を吸収してくれ、逆に室内が乾燥していると水分を放出してくれます。このおかげで一年を通して室内を快適な空間にしてくれるのです。
漆喰は嫌なニオイを吸収してくれる効果もありますし、人体に悪影響を及ぼすと言われているホルムアルデヒドを吸着してくれる効果も期待できるのです。快適な暮らしを送れるだけでなく、そこに住む人の健康を維持できる家にもなるのです。素材にこだわり家造りをすることで長く大切に住む家となるのです。