室内干しの設置場所

4月 16th, 2017

洗濯は毎日行う家事の一つです。それだけに家事動線はできるだけコンパクトにしておきたいものです。家事の中でも洗濯は体力が必要です。洗濯を終えた洗濯物は水を含み重さを増します。その洗濯物を抱えて洗濯物干し場へと移動しなければならないので、できるだけ動線を短くすることで体にかかる負担を軽減させられるのです。

屋外用の洗濯物干し場は日当たりや洗濯機のある洗面室からの動線を考えると思うのですが、室内干しは住宅内のデッドスペースを利用したため、動線はあまり考えなかったという人も多いのではないでしょうか。しかし、雨や雪などの悪天候時や夜洗濯を行う場合、外出して帰宅が遅くなる時など室内干しがあると便利です。そのため家造りにおいて室内干しは必須アイテムとも言えます。

この室内干しにおいても動線に注目してあらゆる状況に対応しやすい環境を整えておきましょう。そこで注目してほしいのが、屋外用の洗濯物干し場との動線です。この洗濯物干し場と室内干しはできるだけ近くに設けておくと便利です。例えば、急な雨が降って来た場合、屋外に干してある洗濯物をサッと室内干しに移動できれば便利です。我が家は、リビングに面して設けられたウッドデッキに屋外用の洗濯物干し場を設けています。室内干しは和室に設けています。

リビングの延長に設けた和室は、ウッドデッキへも行き来ができるため、ウッドデッキから洗濯物を移動しやすいのです。和室では洗濯物をたたんだり、ファミリークローゼットも設けているため、洗濯物を干す、たたむ、しまうという作業が効率よく行えています。洗面室の先に洗濯物干し場を設けている場合、広さに余裕のある洗面室を設け、ここに室内干しがあると便利です。このように屋外用の洗濯物干し場と隣接して室内干しを設けるといいのではないでしょうか。