工務店について

2月 18th, 2021

 我が家の新居は、地元に密着している工務店に依頼しました。工務店の多くは、こだわりや理念を強く押し出している会社が多く、経営者や社員の顔が見えやすいです。

大手ハウスメーカーは、大量生産の家造りですが、工務店の場合は、建築主の希望や都合を最優先にした一品生産の家造りを行うことができます。建築主の要望に丁寧に耳を傾けて手がける一品生産が基本のため、希望が叶いやすいのです。

ただし、素材や工法などに独自のこだわりを持つ会社が多いため、その価値観を共有できるかどうかがひとつのポイントでもあります。変わったデザインでなくても、建築主の住まいに対するこだわりとその工務店独自のテイストが現れるため、個性が出やすいのです。地域での評判を大切にするため、施工はもちろんのこと、引き渡し後のメンテナンスにおいても重要視してくれます。また、契約を行う会社と施工者が同一のため、責任の所在がはっきりとしているのも安心です。大手ハウスメーカーのように広告宣伝費などがかからないため、同じ仕様の家ならハウスメーカーよりも安く造ることができるのです。

このような魅力があるのですが、世間一般的に会社規模が小さいため不安視されることも多いです。洗練されたデザインや提案力に欠けているという印象を抱く人も多いです。まずは、家造りの第一歩となる業者選びだけに、ハウスメーカーと工務店、どちらが自分に合っているかを見極めることから始めてみましょう。