工務店の特徴

9月 30th, 2021

 我が家の新居は、地域に密着した工務店に依頼しました。地域に密着しているだけに、地域での評判を大切にするため、施工はもちろんのこと、引き渡し後のメンテナンスにおいても重要視してくれます。
そして、経営者や社員の顔が見えやすい会社が多いため安心できるのではないでしょうか。家造りを行う業者は、大きくハウスメーカーと工務店に分けられます。ハウスメーカーとの違いは、ハウスメーカーのような大量生産の家造りではなく、建築主の希望や要望、都合などを最優先にした一品生産の家造りを行うことができることです。
建築主の要望に丁寧に耳を傾けて手掛ける一品生産が基本であり、希望が叶いやすいのです。ただし、素材や工法などに独自のこだわりを持つ会社が多いため、その価値観を共有できるかどうかがひとつのポイントとなるのです。変わったデザインでなくても、建築主の住まいに対するこだわりとその工務店独自のテイストが現れるため、個性が出やすいのです。また、広告宣伝費などがかからないため、同じ仕様の家であればハウスメーカーよりも安くつくることができます。契約を行う会社と施工者が同一のため、責任の所在がはっきりしているのも安心できるのではないでしょうか。
しかし、世間一般的に会社規模が小さいため不安視されることも多いですし、洗練されたデザインや提案力に欠けているという印象を抱く人も少なくありません。我が家が依頼した工務店は、経験や住宅への知識の豊富さから、常に幅広い選択肢を提案してくれました。予算がかさむ時には節約できるポイントもしっかりとアドバイスしてくれるため、限られた予算内で期待以上の住まいを手に入れることができたのです。
最高の住まいを手に入れるには、最高のパートナーの存在が不可欠なのです。

和室

9月 3rd, 2021

 住宅の洋風化が進む中、和室が一室も設けられていない住まいも珍しいことではなくなってきました。
以前は、玄関近くに独立型の和室が設けられていました。客間として利用したり、親戚などが泊まりに来た時の宿泊部屋として活躍していたのです。リビングからのテレビの音や喋り声を気にすることなく、ゆったりとくつろいでもらうことができますし、トイレも気にすることなく利用できます。
しかし、最近ではリビング延長型の和室が設けられることが多いです。リビング延長型にすることで、リビングを広く見せることができますし、リビングの延長として和室を多目的に利用しやすくなります。普段は建具で仕切らずオープンにしておき、普段使いしやすい和室にしておくのです。畳を琉球畳にして和のふんいきを抑えることで、リビングと開け放っても違和感がなく、むしろこの畳がいいアクセントとなってくれるのです。建具で仕切れば和室を個室として利用することもでき、宿泊部屋高齢になった時の夫婦の寝室としてなど利用させることができるのです。我が家のリビングの延長線上に小上がりスタイルの和室を設けました。腰掛にちょうどいい高さの小上がりスタイルの和室は、家事の合間などちょっと腰を下ろしたい時にベンチ代わりとして利用でき便利です。建具で仕切らなくても、高さがあることで空間に立体感が生まれ、空間のメリハリが生まれるのです。異なるテイストの空間が隣接しても互いの空間に違和感を与えません。畳の下のデッドスペースを利用して引き出し収納を設けることもできています。今や和室は暮らしに合った空間でなければならないのです。