造り付けカップボード

5月 9th, 2022

 キッチンにはカップボードの存在は欠かせません。我が家はこのカップボードをキッチンスペースに合わせて造り付けました。キッチンスペースいっぱいに広がるカップボードは天井近くにまで広がっており収納力抜群です。スペースにスッキリと収められた家具はスッキリとした印象を与えてくれていますし、建物にしっかりと固定されているため大地震の際でも倒れ込む心配がなく安心なのです。
扉3枚分にも広がるカップボードには全面にすりガラスの扉が設けられています。キッチンで家事をする時にはフルオープンにして、サッと取り出せ、しまえるようにしています。そして、キッチンを使用しない時や来客時にはフルクローズにします。ホコリをかぶる心配もありませんし、来客時には目に触れると生活感を与えるキッチン家電などをスッキリと隠してくれるため生活感を与えません。フルクローズにしてもすりガラス調なのでキッチンにあかるさを通すため閉鎖的な印象となることもないのです。扉一面はキッチンパントリーとして利用しています。乾物やレトルト食品、調味料やお菓子、ジュースなどのストック品をはじめ、調理器具やレシピ本までたっぷりと収めることができています。この隣の扉一面は食器類を収納しています。普段使いするものからお客様用のものまでまとめてここ一か所に整理することができているのでお皿選びがしやすいですし、お弁当箱やタッパーなどもここに収納しています。
そしてこの隣の扉一面にはキッチン家電を設置・収納しています。毎日のように使用する炊飯器や電子レンジは使いやすい位置に設置し、使用頻度や大きさに合わせてホットプレートやたこ焼き器、フードプロセッサーやミキサーなどのキッチン家電を上段・下段の棚にスッキリと収めることができています。キッチン振り返ると一面に必要なものが取り揃えられており家事効率も高められています。
我が家はこのカップボードのおかげでキッチンの居心地もとてもいいのです。

人気のオープンキッチン

1月 18th, 2022

 最近では間仕切りなどで閉じられたキッチンではなくリビングと一体化したオープンなキッチンが増えています。
オープンなキッチンにすることで誰でもキッチンに近寄りやすく、また手伝いもしやすいのです。家族はもちろん、友人達を招いたクッキングパーティーにおいても楽しく過ごすことができます。
オープンキッチンといっても形はさまざまです。I型と呼ばれるタイプのキッチンをリビングに向かって配置する対面型タイプや部屋の中央に島のようにキッチンを配置するアイランド型など色々な形があります。今までのような壁付けキッチンでは、リビングに背中を向けて一人黙々と家事を行うため孤立感がありましたし、キッチンで家事をしている間は家族とのコミュニケーションも取りにくかったのです。このように家族と向き合う形になることで、家族と顔を合わせてコミュニケーションを取ることができますし、小さな子どもがいる家庭では、家事と育児の両立がしやすいのです。
このようなリビングと一体化したキッチンの場合、音の静かさがポイントとなります。換気扇の運転音や、洗いものをするときの水音がうるさいと家族同士の会話やテレビの音を邪魔されてしまうという問題があるのです。まずは、水の音の静かなシンクにします。水音がうるさいのはステンレス製の流し台に水がぶつかって振動して音を出すためです。静音シンクであれば、シンクの裏側に音の発生を抑える制振材を貼り付け、さらに防湿材で覆う構造となっているので、騒がしい音を発していたのが、かなり音を静かにすることができるのです。
また、換気扇の振動がレンジフードに伝わりゴーという気になる音を発していました。フードの構造に工夫を加えることで静音化し、さらにプロペラファンから音の静かなシロッコファンの採用で、吸い込む力を弱めることなく静かな換気扇となっているのです。
音の静かなキッチンにして、家族団らんの場をしっかりと守りたいものですね。

ユニバーサルデザイン―キッチン

9月 6th, 2012

 高齢者や障害者が普通の生活ができるように生活に取り入れられた考え方がバリアフリーです。住まいを建てる時にもこの考え方が浸透してきました。この考え方がさらに進んだのが、ユニバーサルデザインです。高齢者や障害者や健常者と区別するものでなく、全ての人が使いやすいようにデザインすることです。住まいもバリアフリーからユニバーサルデザインに注目されるようになりました。

 例えば、IHクッキングヒーターですが、ヒーター部分からカウンターまで完全にフラットなので、掃除することも簡単です。それに、操作部も天板に設置されているので、腰をかがめて操作することもないので、高齢者や障害者でなくとも、楽です。また、水栓も

軽くタッチすることで、水やお湯を出すことができます。キッチンカウンターには、サポートバーがついています。これによりかかって作業をすると、足への負担が軽減します。シンクは、隙間がなく、汚れが付きにくく、落とし易いですし、カウンターも特殊樹脂コーティングをしているので、汚れがこびりつきにくく、落とし易いです。このように、キッチン一つをとっても、誰もが使いやすいデザインがどんどん採用されています。

 交通事故よりも多いといわれる家庭内事故を防ぐためには、年齢や障害の有無や程度に関係なく、誰もが安全に快適に暮らす環境が大切です。住まいを新築する時、ユニバーサルデザインの住まいを考えていくことで、高齢になっても、障害をもっても、一人暮らしになっても住み続けていくことができる素敵な終の棲家になっていくことでしょう。住まいを若い時に建てることもあります。若くても、人に優しい住まいになります。