かしこく住宅ローンを組もう

8月 3rd, 2021

 夢のマイホームを購入すると大部分の人が住宅ローンを組むことと思います。住宅ローンを組むにあたり、借りられる額のことばかりを考えてしまうと思いますが、住宅ローンを組む際に大切なことは、借りられる額を知ることではなく、実際に返せる額を把握することなのです。借りられる額が気になる場合、目安となるのは年収をベースにした借入限度額であり、総返済負担率を使って計算することで簡単に知ることができます。
しかし、しっかりと返せる額を考えておくことこそ大事なのです。
返せる額を決める方法として一般的なのは、住宅ローンの年間負担率を多くても年間手取り収入額の30%以内におさえることです。ただし、教育費などがかかる場合には25%以内が理想と言われています。また、住宅ローンの金利と返済期間によっては、借りられる額も変動していくので注意が必要です。さらに、将来の不測に備えて住宅ローンにはボーナス返済を組み入れない方がいいとも言われています。自分は安定しているから大丈夫!という人でも将来何があるかはわかりません。できるだけ頭金を多く入れることで借り入れ総額を減らし、住宅ローンを組むということが、将来をラクにするためのかしこい住宅ローンの組み方だといえます。
マイホームを手に入れても毎月の返済に追われるような暮らしでは意味がありません。心底マイホームを満喫するには、無理なく支払い続けることができ、趣味を楽しみながらもしっかりと貯金もできるようにしておかなければならないのです。

金利の優遇と住宅版エコポイント

11月 25th, 2010

このところ、住宅ローンの金利が下がり続けています。

住宅金融支援機構、旧国民住宅金融公庫のフラット35は一定の基準を満たした新築の建物については安くなった金利からさらに1%の金利優遇を当初の10年間と0.3%の金利優遇をその後の10年間にすることにきめて、フラット35Sという優遇商品を扱っています。

今年の12月30日まで受付分が対象でしたが、延長が決まったということでまた家造りをする人の励みになりそうです。

また、住宅版エコポイントも、基準を満たした新築住宅を建てた人が申請すると30万円分のポイントが戻ってきます。

このエコポイントは12月31日までに工事を着工した人が対象になりますが、リフォームでも使うことができます。

詳しい事は施工する工務店に相談してください。

不景気で建築する人が減るのではないかと思っている時に、緩和措置や優遇措置が出てくると家を建てたい人たちは一斉に動き始めます。

なので、今はちょっとした建築バブルといえるかもしれません。

建材がすごい勢いで値上がりしてみたり、断熱材のグラスウールが品薄で手に入らなくなったりと建築業界も大慌てをしています。

またリフォームなどでエコポイント対象商品のサッシや建材を使うことも注文されています。

そして、この緩和措置や優遇措置は期間を切っているので注意しないと対象にならなくなってしまいます。

今ならまだ間に合うけれど、そんな住宅会社の事情もあるのでもしかするともう間に合わないのかもしれません。

家作りにはタイミングがあります。

それも、金利が低いとか高いとかに関係ない場合もあります。

建てようと思って、建てることができたらそれが一番いいタイミングなのだろうと思いますが、せっかくならば優遇のチャンスは逃したくないですね。